まちづくりの実践について学ぶー神戸、新開地のまちづくりー

愛知住まい.まちづくりコンサルタント協議会 2008年度 総会記念講演 テーマ:まちづくりの実践について学ぶー神戸、新開地のまちづくりー実践的タウンマネージメントと専門家の役割ー 日時:2008年5月23日(金) 15:00〜17:00 会場:(財)名古屋都市センター 11階 大研修室 主催:愛知住まい.まちづくりコンサルタント協議会 講師:古田 篤司(ふるた あつし)氏 新開地まちづくりNPO事務局長
 写真A:講師:古田 篤司氏
●新開地のまちづくりNPOの理念 ーまちの再生を民間非営利の立場で実現しよう!ー  いま、日本中で「まちの顔」だったところが寂しくなっています。もう一度、輝きを取り戻したい、そんな声が多くのまちから聞こえてきます。そんななか、新開地はまさに今、蘇ろうと奮闘しています。  わずか1キロ弱の商店街に20軒もの映画館、演芸場が並び、「神戸庶民のふるさと」とも言われ、怖いまちだ、と感じる時期も訪れたのです。そんななか、少しずつまちをよくしよう、と昭和58年にまちづくりの団体「新開地周辺地区まちづくり協議会、(地元商店街、自治会メンバー)」を作り活動をし始めました。その後に襲った阪神淡路大震災をも乗り越え、新たにまちづくりの事業組織としてできたのが、「新開地まちづくりNPO」なのです。  このような経緯から、私たちは「市民主体のまちなか再生を」「安全で持続可能なコミニュニティづくりの核に」「地域に根ざした文化、芸術復興を」という大きな目標に向かって、地域の運営(タウンマネージメント)を行っています。そして、私たちの活動を情報発信することで、全国で民間主導、協働のまちづくりに力を尽くされているみなさんと「エールの交換」ができれば、と考えています。 ●プログラム 15:00 開会 「神戸、新開地のまちづくりー実践的タウンメネージメントと専門家の役割ー」 NPO法人新開地まちづくりNPO事務局長  古田 篤司氏 1、まちの「再生」に挑む、基本的な考え方 (1)「生き残る」ための策とは 衰退したまちを直視せよ! 「ファンづくり」のインパクト 「ポジショニング」の必要性  「FEEL KOBE』グループ  親しみやすさ これから 「神戸」らしさ 以前  他社からの比較をすればいいのではないか。 先進的な例としては滋賀県近江八幡市 一言で言える、まちのコンセプト 「B面の神戸です。」
(2)生きた「ビジョン」づくりと基本基礎 再生への基本戦略=ファンづくり 改正中活法の大きな誤解=「基本戦略」 例えば東京は品川、汐留、六本木など、長浜市では、データを集めている衰退している。 神戸ではどうなのか? (3)再生のための正しい戦術論 衰退地、問題地のまちづくりフレーム  環境整備、コミュティづくり 基本戦略=ファンづくり 商業活性化 PR 商業地再生とまちづくりの関係イメージ  基本戦略と取り組み効果のイメージ 「FANづくり」 衰退地、問題地のまち再生イメージ  プロダクタ    2、新開地地区の事業展開例 (1)初動期ー震災までの活動について まちづくりの取り組み(前章) 住民参加のまちづくり まちづくり事業の進捗 (2)NPO法人設立後=タウンマネージメントの実践について 新開地地区の「まちづくり構想4」( これからの取り組みと展開 プロジエクト例とシーン 新開地音楽祭    リーデイング、プロジェクトを立ち上げる。 楽しいまちなみづくり   デザインの力=ファンづくり、魅力づくりへの貢献と考える。 「灯りのまちなみづくり」の場合。 まちの魅力を伝えるPR活動 「広報」 「新開地映画祭」の場合。 まちの空間的、機能的魅力を高める。 「湊川公園、改修事業計画」の場合。 行政中心で行われていた。  写真1:「湊川公園」最初の計画案
 写真2:「湊川公園」改修事業計画 4、環境の改善とのつながり 5、新開地ファン創出 結果=まちの変化へのつなげる仕組みとしてのもようし ■まちの魅力をキーワードでまとめると????。(PR企画書より) 「ターゲット向き」の「強み」を生かす ■「古い」 NG/下町、庶民的 ,歴史ある 、レトロな感じ 、老舗が残る ■「旨い」 NG/安い 、「社長使いの店」の存在  、「食通」「遊び人」が通う店  、神戸「食文化」をかって担っていた ■「楽しく」NG/現代 ■講演を終えての感想
私は、非常に参考になり今後に活かせることが、多々多くあると感じました。でもいくらガンバルにしても魅力がどれだけ、市民なりこのまちに人がどの程度魅力ないし住んでよかったと、感じているのかを検証、調査する必要があるのではないかと思いました。(文責:前田保)

中部圏の将来を考えるー市民講座「国土形成計画」講座ー


中部圏の将来像を考える「国土形成計画 市民講座」

国土形成計画は、将来の国土ビジョンを描く新たな国土計画として、平成17年7月に公布された「国土形成計画法」に基づき、現在策定が進められています。全国計画と広域地方計画から構成されています。
広域地方計画は、複数の都府県にまたがる広域ブロックにおいて経済、社会、文化等に関する施策の総合見地からの国土利用、整備及び保全を推進するための計画です。国・地方公共団体・経済界等からなる広域地方計画協議会が設置され、平成20年中頃に策定される予定となっています。
この「市民講座」では、行政、シンクタンク・大学研究機関が、中部圏広域地方計画のあり方を提言します。

7/25(金)パネルディスカッション:国土形成と新たな公
場所:コンベンションホール

2008.7.25(金)18:00〜20:00
国土形成計画 市民講座
第6回講座 パネルディスカッション
「国土形成と新たな公」

・アドバイザー
国土交通省中部地方整備局 企画部事業調整官
中部圏広域地方計画推進室統括副室長 石原 篤
第1回講座「国土形成計画について」

・コーディネーター
豊橋技術科学大学教授・地域協働まちづくりリサーチセンター長 大貝 彰


・パネリスト
愛知大学 副学長・三遠信地域連携センター長 佐藤 元彦
第2回講座「シームレスアジアと広域地方計画」

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株 研究開発第一部長 加藤 義人
第3回講座「中部圏の産業経済と国土形成計画

財団法人地域総合研究所 理事長 大沢 泰一
第4回講座「国土形成計画と市民参加」

社団法人東三河地域研究センター 常務理事・主任研究員 戸田 敏行
第5回講座「県境地域と広域地方計画」

・コメンテーター
中部大学教授・内閣府地域再生事業推進室上席政策調査員 服部 敦
国に携わってこられて、地域計画
ガバナンスが必要である。議論が必要であるのでは、

Q:
質問(県)
生活圏での考え方なのか。

A:(戸田)
広域、中部ではどうかについてですが、生活圏、一つの生活圏があうのではないのか。

(大貝)
定住広域圏を計画されているが,どこまでされるのか。
・担い手について、 議論をしていただくということ。

(大沢)
流域圏、広域と境域の違い、立場によって変わるのではないのか。これはNGOが、担い手を持っているにではないか。
国土、防災はソフトをすることや、地域でやれることが地域でやればよいのではないか。それでもやれないならば、行政などに協力を求めていくべきではないか。

(加藤)
・都市計画マスタープランの計画が作られるのですが,経済社会から見たら、国、県、町村が担い手ではないのか。
国土形成計画は新たな公として、考えなければならない時代になってきたのではないのか。また、自立する、向かっていっているのかを考えなければならない。
地域は地位域で、計画がされていると理解しています。

(佐藤)
・新たな公とは?
何であるのか、官であり、様々な公では、限界にきているにではないか。今日、情報社会へとなってきているが、ハーシマンが、グローバル化がされている中で,地域連携では、新たな公、住民、NGOなりが担っていく。市民の中にどう浸透していくのかと考えている。組織、地域なり、かかわるのか。

(戸田)
・ガバナンス地域組織がこれからは必要である。県境で言えることは,市民と協働になっていく。
官と民間団体とのかかわっていくには、何が必要なのかを考えなければならない。
愛知大学でもやっている。信用金庫が連携している。フレームの部分が必要である。地方議員もかかわってもよいのではないか。

田原市議員
交通の便が悪いということで、問題にして考えています。道路整備、三遠信地域、ビジョンを共有していかなければならない。それぞれのまちの、地域の問題にいて議論をしています。地域の連携がよかったのではないか。
道路の問題で、三重県鳥羽市豊橋市田原市などで開催した。
(服部)
官と公、古い官との担い手が変化している、新たなガバナンスでは、地方計画を議論するには、広域的な考えはどういった方向に、広域的なガバナンス、計画、資金、なり新たな仕組みがガバナンス、いろんなガバナンスをコントロルしていかなければならない、1つには、透明性で、自由を失わない、阻害しないようにモデルとして、計画を、そこに住んでいるからと十分議論して進めなければならない。

愛知県:
広域で、生活間でのなかで計画になってない。
国が作ることであり、空間と担い手を、中部圏において地域計画する必要がある。
地域の担い手で、よく議論するべきであると思っています。

岐阜県
個人的な意見として、人口減少時代、以前は国が財源を確保されたが、地方計画、国はどこまでで、県はここまでを、あとは地域の方々が考えて、進めていかなければならない。家族では考えられない。地域が昔ながらの生活ができない。課題ではないか。

(大沢)
官から民にすればいい国民に選択しなければならない。議論をした上、限界集落:例、岐阜県山岡町
行政と民間、公益資金でやれば、よい広報していない。どこまでが、担うのかをマスタープランを作るべきである。

Q:
質問
EUアメリカなどの例があるが、日本における国土形成計画をつくるが、市民に反映をしてもらいたい。よく説明する。EUアメリカ型ではなく、説明責任、日本らしさ

A:国
責任は果たさなければナいらない、取り入れられればよかったとか、取り入れられなかった場合は何らかの形でお答えていかなければならない。

(石原)
まとめとしては、古い公は必要、新たな公で
事例:維持管理を、手作業でしていただいております。
都市部にも地域コミュニティも必要である。
(服部)
大学の役割からは、
出来てから、担って実施するべきである。大学シンクタンクを利用してほしいです。地域が貢献、広域的な大学連携をもって、産学官連携を持ってほしいです。

(佐藤)
大学から地域を見るのではなくて、それぞれの強みがある、地域の言い易い大学であるように思う。生き残り競争、なり大学から見た場合、団体とどのようにかかわっていくのか。行政職員は公の責任である。大学の外に対してどのように連携をしていくのか。地域社会の存在が、地方計画が出来てくるのではないのか。

(大沢)
大学と、シンクタンクはほんとの知恵を出さないといけない。NPO共存していくのが、うまくない。問題解決、シンクタンクとして、地域のプロデース、研究でなく。評価を第三者に、する組織化していくべき出ない。

(加藤)
国土形成計画はうけいれするべきであると思いました。
シンクタンクの役割は、地域を経営が必要であるし、公共経営は認知されていない。それを経験されている方の民間が必要、大学が担う人材を育成することではある。将来をビジョン、どのような方向に向かわなければならなければならない。

(戸田)
広域地方計画、中部圏として担っていかなければならない、中部圏のエリアはシンクタンクが、担わなければならない。どう進めていかなければならない、地域シンクタンク、地域計画、経営などをどうゆう目標を持つかが重要である。

(石原)
大学、地域シンクタンクの明記は、今は考えていないが、今後進めたい。

中部連合会
実施計画になっていかなければと考えていますが、資金の出し方を考えなければならない。税制度も変化しなければならない。

Q:
質問
国民が、戦後60年経ったが、35年にはストをしたが、世界人口では増えていますが、日本だけ減少していて、官僚は減ってない、日本では将来性が見えない?
国民不在である、厚生労働省の問題など、年金、根本がかわらないのでは?国民の幸やわせが・・・・(大きな問題である)。

まとめ:様々な横の連携、ネットワーク化が重要になっている。
こういった、計画が出来るときに、議論が反映、生かされていくかが今日までの講座の意義であったと思います。

終了20:30

新しい手法の計画



 都市づくりに必要な要件は何であろうか。都市と夢は、相互に作用しながらともに変化し続けている。戦後の自動車社会の進展は、郊外に住む核家族化が進み、都市における生活増の明確なモデルを生み出した。今、そのモデルとそれを具体化しようとしたことが郊外住宅地は、それを維持することが困難なほどのプレッシヤーをうけている。家族は、より、複雑・多様化し、郊外のコミュニケィもより多くの要求を抱えているようになる一方で、都心から郊外へのアクセスも一層困難になってきている。
 かつては郊外に託した夢と今日の文化は、ますます同調しなくなるばかりである。核家族化は急速に変化し、職場もそこでは働く人言も変化し、平均的家族の収入も減少し、深刻な環境問題もおきている。しかしながら我々は、あたかも家族は大家族で働き手は1人、職場は全て都心にあり、土地もエネルギーも無限であり、高速道路にもう1車線増やせば渋滞は解消するかのように、あいも変わらず戦後と同じ郊外をつくりつづけている。

何かをしよう!





「学生之新聞」、2007年12月11日掲載。
 名古屋東部・山手地区の国立の名古屋大学と中京、名城、南山の三大学ガタッグを組み、同地区を世界に誇れる教育・研究拠点としてレベルアップを図ろうという「名古屋山手コンソーシアム構想」が動き出している。
 名古屋の大学は他の大都市圏の大学に比べ、地元出身者の比率が高いようである。それ自体悪くないですが、裏を返せば他地域の学生を取り込む魅力に劣り、内向きな印象も与えている。
構想は「名古屋で学生、研究生活を送りたい」と思わせる地域のブランドづくりにかかっている。各大学間の協力と同時に、まちづくりの観点から行政の支援も必要といえそうである。(中日新聞編集部から、紙面14:広瀬和美)

区画整理;出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E5%9C%B0%E5%8C%BA%E7%94%BB%E6%95%B4%E7%90%86%E4%BA%8B%E6%A5%AD

地域力とは

■地域力とは?

歴史を学ぶ愉(たの)しみ、地域を再発見。わからなくても自ら学んだ。

 大学サミット: 北海道洞爺湖サミット(7月7日〜9日)が3カ月後に迫った。世界の注目が集まる北の大地で、市民団体が環境やグローバリズム、人種などを考える催しが早くも始まっている。

 その中で私が注目しているが、6月29日から3日間、札幌市内で開かれる。
北海道大学東京大学、慶応大学など国内14大学をはじめ、米カルフォルニア大ロサンゼルス校、英ケンブリジ大、仏ソルボンヌ大、中国精華大など、世界の知の頂点に立つ30以上の大学の学長が一堂に会する。
テーマは「持続可能な開発に向けた大学の役割」サミットの主要課題となるの「地球環境問題」に大学人として積極的にコミットしようという企画だ。

■ことばとは?

人とのつながり: 高橋尚子
ひとづくり: 比嘉公也
地方のチカラ!、地方活性化の道は「依存」から「自立」へ: 北川正
心のある人を育てる、恩返し: 桑田真澄
人の心を動かす: 小島祐治
会話の話、コミニュケーション・お接待で、おへんどさんと会話をする体験: 高松短期大学

新聞より(2008.4.7)
歴史を学ぶ愉(たの)しみ、再発見。
わからなくても自ら学んだ。

男女雇用機会均等法が施行された1986年。
人事育成などを支援する「キャリアカウンセリング」を学ぶ。: キリンアンド
コミニュケーションズ・河野真矢子

持続可能な社会

コンパクトシティ―持続可能な社会の都市像を求めて

コンパクトシティ―持続可能な社会の都市像を求めて

コンパクトシティの計画とデザイン

コンパクトシティの計画とデザイン

公共空間の活用と賑わいまちづくり―オープンカフェ/朝市/屋台/イベント

公共空間の活用と賑わいまちづくり―オープンカフェ/朝市/屋台/イベント


1.はじめに
 持続可能な都市は世界中にあるのか?なぜ持続可能出なければならないのか、その条件とはなんなのかを追求し、追い求め、見出すことが目指すものである。

2.都市の課題
 都市には多様な「知」が潜在している。時間に育まれてきた「知」である。日々の生活に溶け込んでいるもの、使い慣れた空間に組み込まれているもの、「知」は様々な形・状態で存在している。
 既に顕在化し都市生活の基礎として共有されている「知」も多いが、意識的に認知されることなく、未だに潜在しているものが多いのも事実である。あまりにも自然に受け入れられているが故に、意識されず潜在している。
 潜在している「知」を顕在化させ、共有化させることで、自らが生活する都市に自信と誇りを持つことができる。日々の生活や街角の風景が、都市の誇りとして再認識される。この自信と誇りが都市を持続的に機能させる。
 潜在している「知」を顕在化させるには「普段の生活」「いつもの景色」を意識的に見なければならない。見出した「知」を表現し、伝え、共有化しなければならない。潜在する「知」を顕在化・共有化する技術を確立しなければならないのである。

3.日本における取組
 カキコミまっぷは、地図の上に様々な情報を皆で書き込み、皆で分かちあおうという、書き込み地図型の掲示板です。カキコミまっぷは、全国各地のまちづくり・むらおこしに役立つように、との願いを込めて実験的に設置されたものですが、まちづくりにはこだわらず、まちやお店や風景や、その他なんでもいろいろな情報の交換に役立ててくださればうれしく思います。待ち合わせの連絡に使ってくださっても結構です。

4.事例として
 本の紹介

 
都市調査報告(10)
________________________________________
都市の再生 北九州市を事例として
________________________________________
<目次>
第1章 北九州市の成立と施策の展開
 はじめに
 1. 北九州市の成立
   (1) 近代以降の北九州地域の発展
   (2) 第二次世界大戦以降、北九州市の誕生まで
   (3) 五市合併の経緯
   (4) 五市合併実現への道のり
   (5) 北九州市成立の背景
 2. 北九州市成立以降の施策の展開
   (1) 北九州市建設計画書
   (2) 北九州市長期総合計画
   (3) 北九州市基本構想・長期構想
   (4) 北九州市ルネッサンス構想
 3. 北九州市の課題(次章以下の構成)
第2章 「北九州市ルネッサンス構想」の政策形成と運用
 はじめに
 1. 都市再生にかける理念
   (1) 鉄冷えからの都市再生──ルネッサンスの発想
   (2) 北九州市ルネッサンス構想の基調テーマ
 2. 北九州市ルネッサンス構想の策定過程
   (1) 企画立案能力向上と国事業活用の方針
   (2) 強力な首長──事務局の主導体制
   (3) ルネッサンス構想の審議経過
 3. 北九州市ルネッサンス構想の構造と事業展開
   (1) ルネッサンス構想が目指す都市像と政策―施策の体系
   (2) ルネッサンス構想の事業展開
   (3) 第3次実施計画の策定と市政の基本スタンス
 4. ルネッサンス構想 ──これからの政策課題
第3章 北九州市CI運動、仕事シェイプアップ作戦の検証
 はじめに
 1. CI運動、仕事シェイプアップ作戦
   (1) CI運動の背景
   (2) CI導入に係る改革手法
   (3) 仕事シェイプアップ作戦の背景と展開
 2. 生活環境パトロール
   (1) 生活環境パトロールの概要
   (2) 新たな課題とそれへの取組
 3.緊急通報システム
   (1) 緊急通報システムの概要
   (2) 新たな課題と将来図の設計
 まとめ
   (1) その後の行財政改革の取組
   (2) 新たな人事管理について ──「挑戦加点制度」の導入
   (3) 若干の暗鬼 ──改革疲れ
第4章 北九州市の都市構造と中心市街地
 はじめに ──市町村合併による中心市街地問題の複雑化
 1. 市町村合併による都市構造の変化―北九州市の都市構造
   (1) 北九州市成立以前の都市構造の形成経緯
   (2) 北九州市成立以降の都市構造の変化
 2. 北九州市の都市構造政策の変遷
   (1) 初期の多核都市政策(1963〜1984年)
   (2) 都心・副都心への集中型都市政策(1985年〜現在)
 3.北九州市中心市街地政策
   (1) 北九州市における中心市街地再活性化方針
   (2) 中心市街地活性化計画の特徴
 4.地区レベルにおける再生の試み ──小倉都心地区、門司港地区を例に
   (1) 北九州市の都市構造と中心市街地問題
   (2) 小倉都心地区:北九州市の玄関口の形成
   (3) 門司港地区:既存資源を生かした観光拠点の育成
 5.市町村合併による新しい都市構造の形成と中心市街地の活性化
第5章 地域の産業再生に向けた自治体の取組
 はじめに
 1. 地方自治体の産業政策
   (1) 産業政策とは何か
   (2) 自治体の「産業政策」
 2. 北九州市の産業構造
   (1) 北九州市の産業の特質
   (2) 今日の製造業の特徴
   (3) 製造業を巡る今日的課題
 3. 北九州市の産業政策
   (1) 北九州市の方針転換 ──積極的政策の展開
   (2) 産業政策のコンセプト
 4. 基礎的自治体としての産業政策の特質
    ──人・情報・ノウハウの発信・伝達・交流のしくみづくり
 むすびにかえて
第6章 北九州市FAZ事業とAIM機能の見直し
 はじめに
 1. 北九州市FAZ事業の概要
   (1) FAZ事業
   (2) 北九州市のFAZ構想
   (3) 北九州市FAZ計画
   (4) 北九州市FAZ事業概要
   (5) AIMの機能
 2. 核テナントの撤退と後継テナントの誘致
   (1) 核テナントの撤退
   (2) 後継テナントの誘致
 3.AIM機能見直しに関する北九州市の対応
   (1) AIM機能見直しについての意見集約
   (2) 意見集約の問題点
 まとめにかえて
第7章 北九州市の公害・環境行政
 はじめに
 1. 北九州市エコタウン事業の概要
 2. 北九州市の汚染状況と公害行政組織の整備
 3. 北九州市独自の公害対策
   (1) スモッグ発生時の緊急措置
   (2) 専門家による工場診断指導および立入検査
   (3) 各種汚染実態調査
   (4) 二酸化硫黄に対する賦課金
   (5) 健康被害補償制度
 4. 煤煙規制法に基づく和解と北九州市特有の背景
 5. 住民運動と住民組織
 6. 考察
第8章 北九州市の文化行政
 はじめに
 1. 文化行政の概要
 2. 行政と民間の連携による芸術文化活動(イベント)
   (1) 北九州国際音楽祭
   (2) 北九州演劇祭
   (3) 国際鉄鋼彫刻シンポジウムからCCA北九州へ
   (4) 財団法人北九州活性化協議会
   (5) 株式会社ケイ・プラン
   (6) 地域からの再生活動と行政の関わり ──市民の手に活動を返す
 3.新しい文化拠点施設
 むすび
   (1) 北九州市の文化行政の課題
   (2) 政策目的は何か
 
5.あとがき
 北九州市の都市の目指したものとは何であるかを、調査、分析、評価などを追求することが、課題が見えてくるのではないかと考えている。また行ってみたい都市でもある。外交にも強いのは何なのかそれには近くに大陸があり、交流する港、空港などの条件がある。
 それでは持続可能な都市かどうかは将来・未来である次世代の世代に継続することが必要である。

環境首都 北九州市―緑の街を蘇らせた実践対策

環境首都 北九州市―緑の街を蘇らせた実践対策

6.過去の研究
 持続可能なコンパクト・シティの在り方と実現方策に関する研究
Web:http://www.env.go.jp/earth/suisinhi/wise/j/J03H0800.htm
(アクセス:2008年5月11日)

まち

1.はじめに
 僕の研究テーマは「経済の持続可能性のある環境に関する研究」である。これを具体的にすることによって研究課題が、見えてくるのではないかと考えている。それにはどうすればよいのかをこれから進めていかなくてはならない。どのように進めるかは、研究計画を順次、構想していかなければならない。

2.テーマの課題
 地域・都市での計画は何を求めているかである。文化・歴史・環境などそれに模索するものさしとしてみるのが、建築・デザインを如何にマネジメントし、持続可能性を持続させるかが求められているのではないか。そのことを学ぶために、本、論文などを参考にして課題テーマに向かって、研究する視点ではないか。

3.まちの情報とは
 本当の情報か又は偽の情報かはよく見極めるのは、実際に観る、調べる、分析、評価などではないか。それが本になったり、論文・レポートになっていくのではないかと考える。それに伴う計画(プラン)構想にいくまでには紆余虚説、めざすのは人生命を受けてから終焉までの道程、その課程(プロセス)に重要なことが裏づけされるのではないか。

4.まちとは
 人、もの、かたちが表現されることによってまちのかたちが観えてくるのではないか。
 これらにかかわることは国土、土地、田園、都市などに住むこととは生きること。

 安全で安心できる居住は、人間生存の基盤であり、健康や福祉や社会の基盤であり、基本的人権であるという趣旨の「居住福祉」にかかわる様々のテーマと視点ー理論、思想、実践、ノウハウ、その他から、レベルは高度に保ちながら、多面的、具体的にやさしく述べ、研究者、市民、学生、行政官、実務家等に期待している。単なる専門知識の開陳や研究成果の発表や実践報告、紹介等でなく、それらを前提にしながら、うえの趣旨に関して、今一番社会に向かって言わなければならないこと(注1)

5.あとがき
 まちづくりかかわること、計画・提案・構想ことは非常に重要な方向、手法、技術である。
 これらには規制・誘導から計画協議し、現行制度の限界をえぐり、改革の方向を目指し示す。
 まちの地区の思想をまとめ、住民の関心に応えたまちづくりができる。柔軟かつ進化し続ける、まちづくりを考える必要である。
 まちと言えば、主要都市35都市を採点する本が最近読もうと思い購入しました。具体的に分析されていて、解り易い内容となっている。主要都市のランキングを魅力や観光などの面からとりあげよう。札幌から那覇まで、政令指定都市や県庁所在都市など35市を対象に、「行ってみたい度」「住んでみたい度」「刺激度」「いやされ度」「ガックリ度(訪ねた際の期待はずれ度)」の指標で五段階評価している。都市の選び方や評価方法など主観的な面もあるが、著者の都市への評価や提言などと関連付けてみると、「都市の通信簿」として興味深いものがある。


注1
日本居住福祉学会:居住福祉ブックレット11「すむことは生きること」鳥取県西部地震と住宅再建支援、著者鳥取県知事片山善博(現在慶応大学教授)刊行に際してを参考引用したものである。 

参考文献
著者岩中祥史(いわなか よしふみ)「日本全国 都市の通信簿ー主要都市35都市を採点する」(2007年、草思社

日本全国 都市の通信簿―主要35都市を採点する

日本全国 都市の通信簿―主要35都市を採点する